次世代の「電灯」として開発されたLED、ここではその魅力について簡単ではありますが、お話ししたいと思います。そして警告灯選択の際、LEDも候補にあげられれば幸いです。
発光素子=発光ダイオード=LED
 現在の生活には欠かせなくなったLEDですが、実際にどのようなものに利用されているのでしょう。実は探す必要もなく、電化製品のほとんどに利用されています。エアコン、TV、携帯電話、パソコン、上げればきりがないほどです。現在ではこのLEDが警告灯にまで利用されるようになりました。現在、アメリカ合衆国では着々と警告灯がLED化しています。しかし、ハロゲン回転灯やストロボライトバーを好んで装備しているのも事実。それではなぜハロゲン回転灯を利用するのでしょうか。LEDの魅力とともに、警告力、それに対する他者の感じる危機感、寿命、メリット、デメリットという点から当社の考えをお話したいと思います。
LEDの寿命
 LEDは開発当初から連続点灯約100,000時間を実現しました。現在でもこの100,000時間というのは1つの基準になっています。メーカーの保障期間でもあるこの寿命は、実際どのように捉えればいいのでしょうか。例えば携帯電話のお知らせランプ。何通りかのカラーがあると思いますが、これもLEDを使用しています。しかし、携帯電話が壊れる前にLEDが光らなくなったことがあるでしょうか。TVの電源ランプも同様です。警告灯に当てはめると、LEDが光らなくなる前に、プラスチックレンズは日焼けし、接点は錆び、ポリカーボネイト製の本体はヒビが入り始めます。その前に車が壊れてしまうかもしれません。つまり、LEDの寿命は警告灯本体よりも長いということが言えるとおもいます。バルブ切れを予測し、予備球を用意するのは当然です。しかしLEDにはまず必要ありません。日常生活の中ではあまり重要な役割を果たしているようには見えないLEDですが、警告灯に関しては確実にその能力を発揮しています。
  ハロゲン球と、ストロボ球、LEDの寿命を比較してみましょう。これはメーカーが実際に連続点灯させたときのグラフですが、極端に寿命が長いのが一目瞭然です。


 このように、LEDは極端に長い寿命を得て、「新しい世代」の光源として誕生しました。
LEDの発光力
 では、実際にはどのぐらいの明るさを秘めているのでしょう。結論から申しますと、ハロゲン、ストロボよりも明るいのではないか、というのが利用者の声です。同じ用途で使用する場合LEDの能力は数値では計れない発光力を秘めています。
  消費電力という観点からMX7000標準装備X2100を比べてみましょう。前者が16Amp、後者が6Ampと断然LEDの方が少ない消費電力で稼動します。もちろんX2100の方が強力な光を放つ能力を持っています。これはバッテリーに負担をかけてしまうという悩みを解決しています。
ハロゲン、ストロボとの比較
 実際にLEDを利用する場合、ハロゲン、ストロボとどのような点で優劣が出るのでしょう。
 ハロゲン球は主に回転灯として利用されています。日本のパトカーのほとんどがこれを利用しています。ミラーが回転するというこのハロゲン球の長所は、昼夜を問わないというところに長所があるでしょう。晴天の下でも、ミラーが回転するというだけでも、かなりの警告力を発揮します。その点LEDは回転灯にむかない理由から、すべての方向に光を放たなければならないという弱点があります。それだけ多くの光源を必要とします。これは主に昼間に出る弱点です。しかし、LEDの発光源を直視すると昼間でもまぶしいのは同じです。夜間に関して言えば、ほとんど優劣に違いは出ません。むしろ光源そのものが明るいLEDの方が目立つかもしれません。
 ストロボに関して言えば、昼夜ともそれほど違いはありません。ただ発光するだけあるいは点滅だけ(ミラーの回転がない)という点では同等の能力といえるでしょう。しかし、カメラのストロボをイメージしていただけるように、一瞬だけ光るストロボはこれを連続して行います。その警告力はLEDの比ではありません。まるで光のシャワーを浴びているようにストロボは点滅します。夜間にストロボが「パパパッパパパッ」と光っているのを見ると、とてつもない危機感に襲われると思います。まさに稲妻のように発光します。これがストロボの魅力です。F1GPに登場するペースカーに装備されたものがこれです。しかしやはり、光源そのものが明るいLEDの方が「まぶしい」といえると思います。
 上記のちがいは、すべてある一定のレベルをクリアしたときの比較です。ハロゲン、ストロボ、LEDともいかなる状況においても、他者がその存在に気づかないということはまずありません。気づいて当然、しかしその危機感に気づく早さ、つまり明るさ光り方を比較したものです。その点から言えば、パトカーに装備された赤色ハロゲン回転灯に慣れている日本人は、これを見るとやはりアクセルを緩めてしまうでしょう。見慣れているという点ではストロボ、LEDともにその能力を理解されるのはまだ先のことかもしれません。
LEDのコストパフォーマンス
 LEDはコストパフォーマンスに優れているとはお世辞にもいえません。また、ご存知の通り一部のメーカー、一部のモデルのLEDはいまだに「ブルーカラー」の価格だけ特許料がかかってしまいます。それでも、当社では赤字覚悟でなるべくすべてのカラーが同価格になるよう努力しています。LEDを推奨することは、その極端に長い寿命から警告灯の需要を減らすことになるのではないか、と我々のような警告灯取扱業者は考えます。しかし、エコロジーが叫ばれる今日、絶対に必要となる光源であることは間違いありません。まだ時代はLEDを必要としていないのかもしれません。しかし、ガソリン車がなくなる時代は必ず来ます。そのとき、少しでも省電力でバッテリーの負担を少なくするLED、この光に見慣れておく必要があります。その先駆者として当社はLEDを推奨します。

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